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「 女性の寿命 ・ 歩く速さと寿命 」
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78-1  「 女性の寿命 」       (女性は初潮年齢が早いほど短命になる)      (H19.12.27 号)
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  初潮年齢が早い女性ほど寿命が短いことが、ノルウェー・トロムセ大学のB.ヤコブセン博士の研究によって明らかになりました
。  博士は、1956年から59年にかけて、6万1319人のノルウェー人女性を対象に行われた調査を、その後37年間にわたって追跡しました。

  対象者へのアンケートによる、平均初潮年齢は14歳でした。追跡調査の結果、37年間で3万6114人の女性が死亡しましたが、
 そのうち平均よりもかなり早い10〜11歳で初潮を迎えた女性の死亡率が10%も高かったことがわかりました。

  一方、15歳以降に初潮を迎えた女性は死亡率が平均より低いことも判明。

  こうした初潮年齢と死亡率の相関は、特に70歳以下の調査対象者に顕著でした。

  博士は、肥満や社会経済的な要因を考慮しても、初潮が遅い女性の死亡リスクが低いのは明らかだとして、
 初潮年齢が遅い女性は、生物学的に実年齢より若いといえるのかもしれないと述べています。

  (American Journal of Epidemiology 2007年12月15日号)




78-2  「 歩く速さと寿命 」      (高齢者の歩く速さは寿命と関係している)      (H19.12.27 号)
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  米国・ピッツバーグ大学医学部のS.ハーディ博士らの研究で、高齢者の歩行速度の改善率によって、
 その後の健康や寿命が予測できることが、わかったそうです。

  博士らは、65歳以上の高齢者439人を対象に、数種類の尺度による健康調査を1年間にわたって実施し、
 その後8年間、対象者の健康状態を追跡調査しました。
 その結果1年間トレーニングや治療などを行うことによって歩行速度が改善した(速く歩けるようになった)人は、
 その後の8年間で32%の死亡率だったのに対し、歩行速度が改善されなかった人の死亡率は50%でした。
 このように死亡率との相関が明らかになったのは歩行速度のみで、その他の調査では死亡率との関連は見られませんでした。

  速く歩けるようになった高齢者の死亡率が低下したという結果を受け、博士は、トレーニングなどで
 歩行速度が改善できるということは、その人が怪我や病気にかかった場合の回復力の高さを示すものであるとして、
 歩行速度の改善率は生命力と健康状態を示すわかりやすい指標になるといってもよいと述べています。

  (Journal of the American Geriatrics Society 2007年11月号)














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